2024年度 第24回Sense of Gender賞
受賞作品
2024年度 第24回Sense of Gender賞発表
2024年度 第24回Sense of Gender賞は2025年8月31日(日)、第63回日本SF大会『かまこん』閉会式にて発表されました。
- 発表・授賞式 第63回 日本SF大会『かまこん』(2025年8月30日(土)31日(日)/東京都・日本工学院専門学校)
- 賞状、トロフィー
2024年度 第24回Sense of Gender賞 最終選考作品
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大賞 市川春子『宝石の国』全13巻〈講談社アフタヌーンKC〉
特別賞 空木春宵『感傷ファンタスマゴリィ』〈東京創元社〉
坂崎かおる『嘘つき姫』〈河出書房新社〉
長山靖生『SF少女マンガ全史――昭和黄金期を中心に』〈筑摩選書〉
宮野由梨香「光瀬龍『百億の昼、千億の夜』の彼方へ」 荒巻義雄・巽孝之編『SF評論入門』所収〈小鳥遊書房〉
- 最終選考作品とすべての推薦候補作
ツイッターハッシュタグ #SOG賞2024 および絞り込みZoom会議(2025年5月17日)で上がった推薦作リストです。
第24回Sense of Gender賞 ご挨拶
2001年に創設されたセンス・オブ・ジェンダー賞(略称 SOG賞)は、今年(2025年)第24回を数えるまでになりました。発足してからついに四半世紀。生まれたばかりの赤ちゃんが成長して25歳になるのと同じ長さの時を過ごしてきたんですね。ここまで持続できましたのも、これまでささえてくださったみなさまのおかげです。心より感謝いたします。本当に、ありがとうございます。
ところで、毎回、このご挨拶で、「いやもう始めた頃は、「ジェンダーってなんですか?」とよく聞かれたものでございます」などと、しつこく言っておりましたが、流石に21世紀もここまで来ると、ジェンダーということばは、特に違和感なく口にされるようになりました。隔世の感がありますね。
とはいうものの、まだまだ基本的条件や歴史的経緯、政治的背景などの知識が浸透しているとは言い難いのが現状です。なので、本賞をめぐるディスカッションを通して、ジェンダーについて考える機会が増えることを、そして、SFやファンタジーに関する考察が深められることを、切に願っております。今後も、空想することの重要性を再認識しつつ、未来への展望を創造するべく、なによりも、対話することの重要性を共有していければと思います。
さて、今年も多く作品が登場し、とてつもない力作が揃い踏みしました。こんなに収穫作が多いとは! やはり時代はジェンダーSFについて探求する絶好の時代が到来したというほかありません。ありがたいことです。
選考方法ですが、まず事前にX(旧Twitter)での呼びかけのスクリーニングが行われました。それをもとに第一次選考予備会をZoomで開き、五作に絞り込まれました。
この五作をもとに、最終選考会は、さる8月2日午後8時より、Zoomミーティングで行われました。選考委員は次の五名の皆さんです。
- 石毛弓(哲学者、大手前大学教授)
- ni_ka(詩人/アーティスト)
- 渡辺英樹(SF書評家、元名古屋大学SF研究会、名古屋SF読書会主宰)
- 難波美和子(文学研究者、ジェンダーSF研究会会員)
- 福島かずみ(ジェンダーSF研究会会員)
最終選考会では、例年通り、読書会のような活発な討議が二時間ほど行われ、本年の受賞作が決まりました。読者の皆さまには作品と講評の密な対話を堪能していただき、このすばらしい作品をともに褒め称えていただければ、こんなに嬉しいことはありません。
今後とも、センス・オブ・ジェンダー賞の応援を、よろしくお願い申し上げます。
(ジェンダーSF研究会発起人 小谷真理)





