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Sense of Gender賞

2019年度 第19回Sense of Gender賞

2019年度 第19回Sense of Gender賞 受賞作品

2019年度 Sense of Gender賞 発表

2019年度 第19回Sense of Gender賞は2020年12月24日(木)、ジェンダーSF研究会公式サイト(当ページ)にて発表されました。授賞式は第60回日本SF大会『SF60』(2021年8月21日(土)22日(日)/香川県・サンポートホール高松)にて行われました。

2019年度 最終選考作品

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最終選考委員の講評

第19回センス・オブ・ジェンダー賞

2001年度から開始されたセンス・オブ・ジェンダー賞(略称 SOG賞)も、今年で19回目を迎えました。

これまで、すばらしい作品を通して、我々に様々な問題を投げかけてくださった受賞者のみなさん、ジェンダーってなんだ? それを深めるってどういうこと? という難問に挑戦し、熱い議論をくりひろげてくださったすべての選考委員の方々、Twitterで候補作をあげてくださったツイッタラーさんたち、SFセミナーの合宿に参加し、真夜中過ぎまで語り合い性差SF作品を俎上にあげてくださったみなさん、そして、受賞作をほめたたえ、思考を深めてくださった読者のみなさん、本当にありがとうございます。

それにしても、19回とは! センス・オブ・ジェンダー賞に関する、毀誉褒貶、賛否両論、疾風怒濤の論戦が繰り広げられた19年間が、走馬灯のように思い出されます。しかし、この一年の変化ほど激しく前代未聞の年はないかもしれません。

昨年の本賞発表からほんの少したった2019年9月に、アメリカの姉妹賞であるティプトリー賞の名前が、アザーワイズ賞に変わりました。なぜ、個人名から改名されることになったのでしょうか。

改名をめぐる経緯についてお知りになりたい方は、全日本中高年SFターミナルの刊行する〈SFファンジン〉誌復刊10号に、当研究会会員の原田和恵氏による詳細にして明快な総括が収録されていますので、どうぞご参照ください。改名に関する議論には、センス・オブ・ジェンダー賞の受賞者である飛浩隆さんが、ティプトリー賞を運営していたマザーボード宛に改名反対のすばらしいメッセージを送ってくださいました。その全文も掲載されています。様々な意見が交わされた後、賞は改名されましたが、問題全体が解決されたわけではありません。今後我々も事態を見守り続けていきたいものです。

さて、2020年初頭より、全世界的に新型コロナウィルスによるパンデミックが拡大し、世界は一変しました。パンデミックSFを地でいくような状況下、今年のセンス・オブ・ジェンダー賞の選考も予定を変更せざるを得ず、スケジュールがかなり遅延しました。恒例のSFセミナー合宿での第一次選考予備会は、SFセミナー自身の中止により、Twitterで呼びかけてのスクリーニングが行われ、最終選考会に至っては、対面ではなく、さる10月10日午後10時よりZOOMミーティングで行われました。

今回の選考委員は、岩川ありささん(文学研究者、クィア批評)、橋本輝幸さん(SF書評家)、宮本道人さん(科学文化作家)、原田和恵さん(日本文学研究、ジェンダーSF研究会会員)、立花真奈美さん(〈科学魔界〉編集長、ジェンダーSF研究会会員 主婦)でした。最終候補作品は、漫画あり、評論あり、小説あり、とバラエティに富んだ力作が並んでいたこともあって、三時間ほどの激闘の末、大賞と特別賞が選出されました。力の入った論戦がどのようなものであったかは、選考委員の方々の講評にて、お読みいただければわかるのではないかと思います。そして、読者の皆さんには、このステキな想像力の賜物を大いに楽しみ、ともに褒め称えていただければ、こんなに嬉しいことはありません。

今後ともセンス・オブ・ジェンダー賞の応援を、よろしくお願い申し上げます。

(ジェンダーSF研究会発起人 小谷真理)

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