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シスターフッドの時代に(SFセミナー2013昼企画)

5月3日東京で開催されるSFセミナーで昼企画でパネルやります。2011年度SOG賞、大賞「ななめの音楽」、シスターフッド賞「終わり続ける世界のなかで」「魔法少女まどか☆マギカ」をめぐり「シスターフッドの時代」について語ります。
出演者:粕谷知世/水島希/高世えり子/小谷真理/柏崎玲央奈

シスターフッドの時代に

ジェンダーSF研究会は、2011年度センス・オブ・ジェンダー賞で、シスターフッド賞(以下S賞)という部門賞を設けました。「シスターフッド」とは、原義を離れ「女たちの連帯」という意味合いでも使われている言葉です。本年度のS賞「終わり続ける世界のなかで」及び「魔法少女まどか☆マギカ」そして大賞「ななめの音楽」は、従来の女性同士の関係を問い直し、「シスターフッド」の概念を大胆に更新してみせました。こうした女性同士の関係性をめぐって、「終わり続ける…」の作者粕谷知世さん、選考委員の水島希さん、高世えり子さんをお招きし、変貌する「シスターフッドの時代」について語ります。(文責・石神南)

出演者

■粕谷知世(かすや・ちせ)
2011年センス・オブ・ジェンダー賞受賞者。大阪外国語大学イスパニア語科卒業、専攻は南米史。2001年『太陽と死者の記録』で第13回日本ファンタジーノベル大賞受賞。『クロニカ 太陽と死者の記録』として同年出版(新潮社)。『アマゾニア』(中央公論新社)、『ひなのころ』(中央公論新社)に続く第4作『終わり続ける世界のなかで』(新潮社)において、2011年度センス・オブ・ジェンダー賞シスターフッド賞を受賞。
■水島希(みずしま・のぞみ)
2011年センス・オブ・ジェンダー賞外部審査員。京都大学理学部動物学教室(動物行動学)博士課程修了、理学博士。専門は行動生態学及び進化生物学。エイズ研究や性風俗産業で働く女性の当事者運動にも関わり、HIV/STD予防介入プログラムの開発研究を行う。東大情報学環で科学技術と社会に関する研究(フェミニズムと進化生物学の関係、脳神経科学技術と社会など)を行う。現在は放射性物質をめぐる科学知と市民の関係を研究中。
■高世えり子(たかせ・えりこ)
2011年センス・オブ・ジェンダー賞外部審査員。日本女子大学人間社会学部卒業、専門は比較文化。卒業後不動産会社OLをしながら漫画家を目指す。2007年第31回プチコミックまんが大賞準入選。『人のヨメ見て我がフリ直す!?』でデビュー。2008年、『理系クン』出版を機に、理系男子コメンテイターとしても活躍。『理系×ダイエット~甘くない現実直視マンガ~』、『もし富士山が噴火したら』、『理系なお姉さんは苦手ですか?』等著書共著多数。
■小谷真理(こたに・まり)
2011年センス・オブ・ジェンダー賞幹事、ジェンダーSF研究会発起人代表。北里大学薬学部薬学科卒業。日本SF作家クラブ会員。2003年から日本ペンクラブ女性作家委員会委員長。『女性状無意識』(勁草書房)で1994年度日本SF大賞受賞。著書は『聖母エヴァンゲリオン』、『ファンタジーの冒険』、『おこげノススメ』、『ハリー・ポッターをばっちり読み解く7つの鍵』、『エイリアン・ベッドフェロウズ』、『テクノゴシック』、『星のカギ、魔法の小箱』など多数。
■柏崎玲央奈(かしわざき・れおな)
SF評論家、レビュアー、ジェンダーSF研究会発起人、宇宙作家クラブ会員。理系(生物)方面に生息する子(小学4年生女児)持ちSFファン、腐女子。

開催情報【終了しました】

  • 日時:2013年5月3日(祝・金)本会昼企画 2コマ目12:40~13:40
  • 場所:全電通労働会館ホール(東京・御茶ノ水)
  • 参加費:
    • 事前申し込み 本会のみ:3000円 本会+合宿:10000円
    • 当日申込   本会のみ:4000円 本会+合宿:11000円
    • 学生割引   本会のみ:1000円 本会+合宿:8000円

参加費およびその他の企画の詳細はSFセミナー 公式サイトにてご確認ください

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