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2025年度 第25回Sense of Gender賞
大賞

大賞『銀河特急ミルキー☆サブウェイ』全12話
亀山陽平監督作品

大賞『銀河特急ミルキー☆サブウェイ』全12話 亀山陽平監督作品

©亀山陽平/タイタン工業

受賞の言葉

この度は、栄えある賞をいただき、大変嬉しく思います。

『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』という作品は、まずエンタメ性に特化させることを目的としたものであり、サイエンス・フィクションとしての作りこみはほどほどに、そしてジェンダーというひとつの社会的なテーマに関して何か主張をしようと試みているわけでもありません。そんな作品が、ジェンダーSF研究会という団体様から賞をいただけたとのことに関して、驚いているというのが正直な感想になります。

私はエンタメ作品においてもっとも大事なことは、観ている人がキャラクターに感情移入できるかどうかだと考えています。そのためには、キャラクター達が抱えている悩みもまた、現実の人たちが日々感じているものに重なる部分がなくてはならないと思います。もちろんそれらの悩みの中には、ジェンダーというテーマに関わるものも含まれています。そんな現実的な悩みを抱えているキャラクター達が、非現実的な世界の中で奮闘する姿に、観客がある種の人間の本質を見出すことできるのがSF作品の面白さなのではないかと考えます。

ミルキーサブウェイは、”他者への理解”をテーマとした作品です。これは、自分とは違った立場の人たちの事情を想像することができれば、生きづらさを感じる人が減るのではという考えからなるものです。この作品を通して、性別を含め、違う立場の人々を理解しようとする考えが少しでも広がれば、制作者としてこれほど嬉しいことはありません。

亀山陽平

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