2025年度 第25回Sense of Gender賞
受賞作品
2025年度 第25回Sense of Gender賞発表
2025年度 第25回Sense of Gender賞は2026年7月12日(日)、第64回日本SF大会 HELLCON閉会式にて発表されました。
- 発表・授賞式 第64回日本SF大会 HELLCON(2026年7月11日(土)12日(日)/大分県大分市 J:COM ホルトホール大分)
- 賞状、トロフィー
2025年度 第25回Sense of Gender賞 最終選考作品
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大賞『銀河特急ミルキー☆サブウェイ』全12話 亀山陽平監督作品
新井素子『すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー』〈集英社オレンジ文庫〉
イシコ『邪神の弁当屋さん』全4巻〈講談社ヤングマガジンKC〉
高野ひと深『ジーンブライド』全4巻〈祥伝社フィールコミックス FCswing〉
人間六度『烙印の名はヒト』〈早川書房〉
- 最終選考作品とすべての推薦候補作
ツイッターハッシュタグ #SOG賞2025 および絞り込みZoom会議(2026年4月25日)で上がった推薦作リストです。
第25回Sense of Gender賞 ご挨拶
2001年に創設されたセンス・オブ・ジェンダー賞(略称 SOG賞)は、今年(2026年)第25回を数えるまでになりました。発足してからついに四半世紀 ! 感無量でございます。ここまで持続できましたのも、これまでささえてくださったみなさまのおかげです。心より感謝申し上げます。本当に、ありがとうございます。
この25年をふりかえりますと本当に感慨深いものがあります。始めた頃は「ジェンダーってなんですか?」と、あたかも森の中で珍獣と遭遇したかのように、奇異の目で見られたものでした。ゼロ年代のバックラッシュのころには、フェミニズムとジェンダーの区別なく、当会も「あいつらはジェンダーだからな」と意味不明のレッテルを貼られることもありました。しかしながら、四半世紀後の現在、なんとAIに質問をしても、ジェンダー系の基礎知識について、とても丁寧な文体で正しい答えが返ってくるという環境になりました。
とはいうものの、わが島国に住まう人類の間では、まだまだ基本的条件や歴史的経緯、政治的背景などの知識が一般教養として共有されているとは言い難いようです。したがって本賞をめぐるディスカッションを通して、ジェンダーについて考える機会が増えることを、そして、これを題材にしたSFやファンタジーに関する考察が深められることを、切に願っております。
さて、今年も多くの作品が登場し、とてつもない力作が揃い踏みしました。この収穫作の多さには驚かされるとともに、深い感動をおぼえずにはいられません。やはりジェンダーSFについて探求する絶好の時代が到来している、というほかありません。ありがたいことです。
選考方法ですが、まず事前にX(旧Twitter)で呼びかけのスクリーニングが行われました。それをもとに第一次選考予備会をZoomで開き、五作に絞り込まれました。
さらにこの五作をもとに、最終選考会は、(日本時間)6月14日午前11時より、Zoomミーティングで行われました。今年の選考委員は。次の四名の皆さんです。
- 鯨井久志(翻訳家、書評家、精神科医)
- 佐藤優果(早稲田大学国際文学館研究助手)
- 立花真奈美(SMOF、〈SFファンジン〉編集長、ジェンダーSF研究会会員)
- 難波美和子(文学研究者、ジェンダーSF研究会会員)
最終選考会では、例年通り活発な討議が二時間ほど行われ、満場一致で本年の受賞作が決まりました。読者の皆さまには作品と講評の密な対話を楽しみつつ、このすばらしい作品をともに褒め称えていただければ、こんなに嬉しいことはありません。
今後とも、センス・オブ・ジェンダー賞の応援を、よろしくお願い申し上げます。
(ジェンダーSF研究会発起人 小谷真理)
最終選考委員の講評
選考委員の講評は8月末頃公開予定です。



