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2005年度 第5回Sense of Gender賞 話題賞

話題賞 花沢健吾『ルサンチマン』(全4巻)(小学館)

受賞の言葉

今回受賞の連絡を頂き、感謝の気持ちと同時に改めてこの作品を振り返る機会ができました。

まずこの作品は初めての連載で、その当時すでに29歳になっておりこの企画が通らない場合、漫画家を諦めて堅気の仕事につかないといけないギリギリの状況でした。毎日毎日アイデアが出ない自分の無力さを棚に置き認めてくれないと世間を憎み、企画提出の期日が迫ってくるにしたがいどんどん現実から目を背けるようになった時、この作品が生まれました。現実逃避万歳!逃げれる場所が無いなら勝手に作ってしまえ!おもいっきり都合の良い世界を!

結局連載は自分の実力不足と不細工すぎるキャラのため一般受けせずで短命に終わり、かえって借金がふくらむという悪夢のような事態になりました。それでもひとつのことをやり遂げ、わずかですが自信もつき自分の中のルサンチマンが減ったことは大きな収穫でした。今はまだいろんな思いが入って純粋に読み返すことができませんが、いつか一読者として楽しんでみたいです。

まさにルサンチマン的発想で始まった作品に賞を頂き、いいのかな? と思いつつありがたく頂戴して副賞の扇子を楽しみに待っております。
ありがとうございました!

花沢健吾

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